studio village Hototoguiss2007-2022/TORI KUDO

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2枚組LP

愛媛の松山は俳句の発祥地であり、今でも街中に投句ポストが設置されていて、青年達は俳句結社的な集まり方をします。つまり充分観察・観照はしますが、インスタントで総じてラフで投げやりです。ぬらりくらりと要求を受け入れる振りしながら、大きな判決を先延ばしにさせようとするような、ユーモアと悲哀が入り混じったローカル気質を土地の方言では「よもだ」と言い慣わしています。それは瞬間と倫理に関わる問題です。
観光名所である道後温泉の近くにあるスタジオ・ヴィレッジホトトギスは、俳句の始祖である正岡子規の雑誌「ホトトギス」に由来します。スタジオは以前は大きな精神病院でしたが、鶴さんが大改造して三階を音楽スタジオにしたのです。鶴さんは精神科医でありながら王道ロックを極めた好事家でもあり、僕のようなジャンルの音楽をも受け入れる裾野の広さを持った大人です。月に一、二度、彼の夥しいコレクションの中からたまたま目に留まる楽器や機器を使い、たまたまそこに居合わせる人、多くの場合彼の家族、も動員し、二時間ほどでレコーディング〜ミキシングまで終わらせる、という作業を続けてきたものをまとめたのがこのアルバムです。盤面のデザインは松山銘菓「一六タルト」です。
パンデミックの辺りから、鶴さんのドブロギターやマンドリンを僕のトラックにわざと被せるようなことも始めました。かつて敵と味方に分かれていた王道ロックと辺境が、パンデミックを経てマージするというロック史的な現在の世界情勢がこのアルバムのD面に刻まれています。
松山に対する愛憎を共有する自由律俳句の結社は可能でしょうか。それはナショナリズムの行く末の問題です。(工藤冬里)